Design & Education / Creating Logos and Visual Identities
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Wow-Kun

Character Designer: Hiroshi Yoshii
 

WOW Kun
Brand Mascot for Shop Japan

 

ショップジャパンのブランディングとして、マスコット・キャラクター、ワオくんを開発しました。キャラクター戦略の立案から、キャラクターデザインのコンペ開催、アニメーションの制作やウェブサイトの立ち上げまで、とにかく壮大なプロジェクトでした。

キャラクターのデザインには、ショップジャパンのブランドカラーを使ったり、世界中からびっくりするような商品を集めてこれるように翼をつけたりと、色々工夫しています。さらに、ショップジャパンという海外の商品を多く扱うブランドとして、日本の「無表情キャラ」ではなく、少し表情を出すことで、インターナショナルなブランドらしさを作っています。

キャラクターデザインは吉井宏さんが担当してくださいました。「見たこともないのに親近感がわく」キャラを生み出す才能は、まさに天才だと思います。ちなみにワオくんは基本的にウサギという設定ですが、友達(?)のニンジンキャラは吉井さんのご好意で、おまけで付いてきました。

ブランドとお客様、そして社内外のパートナーのみなさまとの関係を築いてゆく上でブランドを人格化したキャラクターはとても効果的です。キャラクターはブランドにとっての顔になりますが、そういった意味でキャラクターもまたブランド・アイデンティティの一つと言えるでしょう。

八百万の神様たちが様々なものに宿っていると信じる日本文化においては、ブランド・マスコットもまた老若男女問わずとても自然に受け入れてもらえます。ただその結果、昨今の「ゆるキャラ」ブームも手伝って、日本にはとてもたくさんのマスコットたちが繁殖しています。その数、まさに八百万を超える勢い。まさにレッドオーシャンです。

キャラクターを作るのも決して簡単ではありませんが、それを生かし育ててこそ、初めて一人前のマスコットとして愛され信頼されるようになります。つまり、ブランドとしてマスコットを持つということは「子供を持つ覚悟」とまではいかなくとも、少なくとも「生き物を家族として迎える覚悟」が必要でしょう。正直それは、役職や部署がグルグル変わる日本の会社においてはかなり難しいタスクです。キャラクター戦略を立てる段階でも、マッキンゼーの7Sフレームワークが必要かもしれないですね。


Agency: Flying Machine
Executive Creative Director: Micha Riss
Creative Director: Daisuke Endo
Character Designer: Hiroshi Yoshii
Art Director: Daisuke Endo
Comic Artist: Tsumugi Uyama
Project Manager: Junko Sugimoto
Digital Agency: Rana Design Associates
Animation Studio: Roger

 
 
 

Opening & Closing Animation

Character Design & Storyboard: Hiroshi Yoshii

Comic

Comic Artist: Tsumugi Uyama / Story: Daisuke Endo

Shop Japan Brand Website