Visional Logo Design
株式会社ビズリーチのグループ経営体制移行に伴い新設されたホールディングカンパニー「ビジョナル株式会社」のロゴをデザインさせて頂きました。Pool Inc. の小西利行さんのクリエイティブ・ディレクションのもと、半年以上議論を重ね、いくつものブレークスルーを経て、たくさんの思いが詰まったシンボルマークが生まれました。
Visionalという社名には、未来に生まれるさまざまな課題を、次々と「新しい可能性(=ビジョン)」に変えていこうという強い思いが込められています。シンボルマークのデザインでは、Visional の「V」を二つ重ねることで「加速」(次々と)を表現しました。
ロゴタイプには、ちょうど2019年に発表された Helvetica Now を使用しています。世界中で愛され、すでにクラシックの域にあるヘルベチカのフォームがさらに洗練され、デジタル環境にもしっかり対応した書体です。(個人的には、レッグがまっすぐ伸びたRが気に入っています。)この Helvetica Now には、「常にレレバントであるために、常に学び成長し続ける」というビジョナルの姿勢が的確に体現されているように感じています。
サービスやプロダクトブランドのロゴと違い、様々な事業を支えるホールディングカンパニーのシンボルということで、様々な思いの受け皿として、より抽象的で普遍的なシンボルになるように心がけました。
さらに、ブランド・カラーもあえて白黒を基調とすることで、様々な「色」を持つ事業を支えるプラットフォームとしての姿勢を表現しています。結果、ビジョナルのもつ「潔さ」が非常に端的に表現できたのではないかと思います。
追記:ビジョナル、CTOの竹内さんが、新しい組織の構造をどのように言語化されたか、ノートに書かれています。ビジョナルの価値観や組織構造が、どのようにロゴデザインとリンクし、企業文化を構築するためのツールとして機能しているかが説明されています。
CD:小西利行(Pool Inc.)
D:遠藤大輔