School of Design, Opened

２０２０年４月からオンランでデザインを学べる、デザイン教室を始めました。［講座の紹介］

ストアカがコロナウイルスの影響でオンラインでの授業に対応したこともあり、実験的にオンラインでデザイン講座を開催してみることにしました。オンライン（ズーム）の授業なら、ニューヨークから日本に授業を出前できるなと。せっかくのオンライン講座ですから、一方通行の単なる配信にならぬよう、ゲームや質疑応答を交えながら、双方向の学びが起こるよう頑張っています。

授業は「デザインの仕組」というタイトルで、これまで美大で教えてきたデザインの基礎を前編と後編に分け、それぞれ約３時間の内容です。前編では「創造」の型を、後編では意味や価値の成り立ちやタイポグラフィの基礎について扱っています。「デザイナー向け」の授業にしようと思って始めましたが、一般の方にも好評です。２０２１年１２月現在、これまでのべ４００人の方に受講いただきました。嬉しいことに評価も５段評価の４.９６。「お値段以上」と、どこかで聞いたような嬉しい評価をいただいています。

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どんな情報でも簡単に手に入る昨今、教育のあり方は、「知っている人が知らない人に教える」から、「経験を通して共に学ぶ」スタイルへと変化しています。不確実性に満ちた世の中を生きるには、記憶力よりも思考力や想像力が求められます。デザイン教育は、描くことで観察し、作ることで考える、学びの機会を提供します。この教室では、グラフィック・デザインを切り口に、クリエイティビティについても共に考えることができればと思っています。

新型コロナウイルスの影響で、教育はオンライン化を余儀なくされています。教室という物理的な学びの場の大切さを改めて実感しつつも、ネットは教室を世界に開き、新しい学びの機会を提供しています。これは、クリエイティブにデザイン教育をアップデートする実験的な機会ともなるでしょう。